太平洋と蔵王連峰を、ひとつの視界に。角田の名峰「四方山」から望む360度
秋の空気は、夏よりもずっと遠くまで澄みます。湿気が抜けて稜線がくっきりと立ち上がるこの季節、角田でいちばん贅沢な眺めが待っているのが「四方山(しほうざん)」です。
角田市の東部、亘理町・山元町との境に位置する標高272メートルの山。名前のとおり、頂上からは四方すべてが開けます。東を向けば太平洋の大海原、晴れた日には遠く牡鹿半島や金華山まで。西を振り返れば蔵王連峰が雄々しく横たわります。頂上に立つ高さ8メートルの展望台からの眺めは、宮城県が選ぶ「みやぎ蔵王三十六景」のひとつにも数えられています。
うれしいのは、つづら折りの道を車で頂上近くまで上がれること。本格的な登山装備がなくても、思い立ったその足で大パノラマに会いに行けます。散策コースも整備されているので、少し歩きたい方はふもとから登るのもおすすめです。
四方山は戦時中、頂上に高射砲の砲台が置かれていた場所でもあります。見晴らしの良さが軍事的に選ばれた土地が、いまは静かな展望の名所になっている——そう思いながら景色を眺めると、この高台の時間の積み重ねが少しだけ違って見えてきます。
当施設からは車でおよそ30分。夕暮れどきには蔵王の稜線が赤く染まり、振り返れば海側から夜の気配が近づいてくる、忘れがたい時間に出会えます。MARUKI齋福にご宿泊の際は、ぜひ足を運んでみてください。
なお、周辺では熊の目撃情報が出ています。散策される際は熊鈴やラジオで人の存在を知らせるなど、基本的な対策をお忘れなく。
出典・最新情報:角田市「四方山(しほうざん)」|宮城県「みやぎ蔵王三十六景」(熊の目撃情報など、現地の状況は変わることがあります。お出かけ前にご確認ください)